解説動画の概要
作業現場で労働災害が発生すると従業員の健康や安全を脅かし、企業に法的責任を負わせることもあります。そのような大きな事故が発生するまでに現場では、大きな事故ではないがヒヤッとする小さな出来事、いわゆる「ヒヤリハット」が複数回起きていると言われています。
ヒヤリハットは、労働災害のタネとなる可能性がある小さな出来事です。ヒヤリハットを適切に対処することで労災や大きな事故を未然防止できますが、安全意識が低く労働者が安全に対する意識を持つことが難しい状況では、ヒヤリハットを正確に報告し、未然に対処することが難しいといえます。
本動画では、なぜヒヤリハットが起きるのか?その原因をおさらいしつつ、ヒヤリハット対策で重要な従業員の安全教育の進め方やヒヤリハットの報告のあり方について解説します。
解説動画の主な内容
- ヒヤリハットはなぜ起こる?
- 安全教育が効果的に進められない理由
- 従業員の安全意識を高めるヒヤリハット報告のあり方
- 労働災害のきっかけを未然防止するヒヤリハット対策
【講演:鈴木 孝氏】 - 組織の安全文化を醸成する教育とヒヤリハット対策とは?
【講演:現場改善ラボ(Tebiki株式会社)村岡 寛朗】
講師略歴
技術士(化学部門)・一代技術士事務所 代表・労働安全コンサルタント(化学)
鈴木 孝 氏
16年間にわたり、医薬品原薬、半導体関連電子材料薬品メーカーにて研究開発品の量産化に関与する製造現場に従事。そのうち8年間は工場長として勤務し、研究者と技術者の間で生じるトレードオフ問題の解決に臨む。
2011年の東日本大震災を経験し、その後の工場移転と新たな4つのプラントの立ち上げに参画。工場建設、対外折衝、技術移管といった復興プロセスを通じ、多くの化学物質に関する問題を解決に導く。
2019年には、化学工場専門のコンサルタントとして独立。一代技術士事務所開設。安全は経営に直結するという信念のもとに、現場第一主義を掲げる。同時に人間関連の課題を中心に、クライアントが抱える問題の解決策を提供している。2021年12月からは厚生労働省の化学物質電話相談・訪問支援業務に従事。
品質管理、生産管理、労務管理、労働安全衛生、公害防止活動、コスト改善等、工場運営全般を得意とする。特に、静電気事故防止対策と化学物質のリスクアセスメントの企業支援には定評がある。
これらの経験をもとに、研究者の倫理と技術者の倫理について講義を行うこともあり、現在は東京工業大学大学院の非常勤講師も務めている。
お申込みについて
名 称:労働災害を撲滅するヒヤリハット対策の心得
主 催:現場改善ラボ
講演時間:約1時間(ご都合の良いタイミングでご覧いただけます)
費 用:無料
参加方法:右のお申込みフォーム送信後、視聴用ページに自動で切り替わります