動画マニュアルツールtebikiを提供しています、現場改善ラボ編集部です。
職場での実務を通じて行われる教育「OJT」は、従業員の業務取得やスキル向上に有効な手法です。しかし「OJTがうまくいかない」「何度教えても新人が理解できない」「トレーナーの負担が大きすぎる」と悩んでいる方も多いでしょう。
そこで、この記事ではOJTがうまくいかない理由とその改善策を解説します。おすすめのツールや教育の成功事例も紹介するので、OJTを改善したいという方は最後までご覧ください。
なお、教育の効率化には動画マニュアルが有効であることをご存じでしょうか。わかりやすい動画マニュアルを作っておき、それらを活用しながらOJTを行えば、誰が行っても高い教育レベルに達することができます。OJTが苦手と感じている人も動画を交えながら行えば、新人に理解されやすい教育を実現可能です。
また、新人に動画を各自で見てもらい自学自習させることで、OJTの工数を大幅に削減することが可能です。実際に、動画マニュアルを活用してOJTの7割を動画に置き換えたという事例も。
インタビュー記事:OJTの7割を動画に置き換え理解度アップ。教育の手間を大幅に削減しました。
動画マニュアルを教育の中に取り入れている企業は増えてきています。動画マニュアルがいかに教育を改善できるかについて解説した資料がありますので、ぜひ以下からダウンロードしてみてください。きっと読者の皆様が抱えている「OJTうまくいかないな…」という課題の解決に繋がるはずです。
>>動画マニュアルを活用した「教育改善方法や事例」をガイドブックで見てみる
目次
『OJTがうまくいかない…』失敗する理由は?
『OJTがうまくいかない…』と感じるときには、以下のような状況に陥っていないか確認しましょう。
上記のような状況に陥っている場合、OJTでは新人の理解度が向上しにくい、新人のミスが減らないといった弊害が生まれやすいです。
十分な時間が取れず、反復して実施できない
OJTは実務を通じてスキルや知識を習得するため、繰り返し行うことが大切です。OJTの時間を十分に確保できないと業務を繰り返し行う機会が減り、スムーズに仕事を覚えられません。
また、限られた時間の中で多くのことを学ばせようとすると、内容が中途半端になり、学習効果が薄れてしまいます。
OJTを行うトレーナーのスキル不足
トレーナー自身が業務に精通していないと、正確な指導ができず、新人が誤った知識やスキルを身につけてしまう可能性があります。たとえば、トレーナーが業務に必要なツールの使い方を正確に把握していない場合、新人に効果的な使用方法を教えられず、業務全体の質が低下する恐れがあります。
また、トレーナーのコミュニケーション能力や論理的思考力が不足していると、新人の質問に適切に答えられず、疑問点を抱えたまま業務を進めることになりかねません。さらに、トレーナーが新人の成長を適切に評価し、それぞれの性格や能力に合わせたフィードバックを行うスキルが不足していると、新人のモチベーションが低下するリスクもあります。
OJT担当者を評価する仕組みがない
OJT担当者の評価が行われない職場では、担当者は自分自身の指導方法が適切かどうかを確認する手段がなく、指導内容が改善しません。また、評価制度がないと担当者のモチベーションが下がり、指導に対する意欲も低下します。
これにより、OJTの質が低下し、新人が十分な教育を受けられないリスクが生じます。新人の成長度合いをもとにOJT担当者を評価する仕組みにすると、新人の成長を急がせることになり、長時間労働や過剰な指導につながる恐れがあるので注意しましょう。
教える内容が人によってバラバラ
何をどのように教育するかが標準化されていないために、教える内容が教育者によってバラバラなのもOJTが失敗する理由の1つ。担当者ごとに我流で行う教育を「属人的な教育」と呼んだりしますが、この属人的な教育が長引けば長引くほど、業務のやり方においての「ズレ」が大きくなり、致命的なミスを引き起こす可能性が高まります。
たとえば、ある企業では大切な書類の提出にはトリプルチェックを行うことが社内の標準だったとしましょう。しかし、課長が新人に「ダブルチェックでいいよ」と教育してしまうことによって、書類ミスの発生する確率がグンと高まってしまいますよね。
このように、人によって教える内容がバラバラだとミスが発生しやすくなり、結果的に業務効率や生産性を低下させてしまうのです。OJTは人が直接教える教育なので、どうしても教育者の我流(属人的な教育)になりがちですが、それを上手く解消している企業はいったいどうやっているのでしょうか?
答えはズバリ、マニュアルの整備です。現場改善ラボでは、属人的な教育の解消にはマニュアル、とりわけ動画マニュアルの活用が有効だと考えています。実際、動画マニュアルを活用することによって、業務のやり方を標準化してミスを削減できた事例も確認されています。詳しい内容は無料の動画で解説しておりますので、ぜひ以下をクリックして視聴してみてください。
>>「属人的な教育」を解消し、ミスを減らす方法を動画で視聴する
OJTを成功させるためのポイント
前述のような失敗パターンを改善し、OJTを成功させるためには、以下の3つのポイントを押さえることが大切です。
一方で、これらのポイントを押さえながらOJTを進めるために、新たな別の課題に直面することも事実です。そのような課題解決の方法と併せてご紹介しましょう。
製造業に従事している方は、以下の専門家による解説動画もご活用ください。他業界の方でも取り入れられるOJTのノウハウやコツが盛り込まれていますので、ぜひこの機会にご覧ください。
OJTに向いている人が担当になる
適性のある人が担当者になることで、新人に対する指導の質が向上し、OJTの効果が高まります。たとえば、コミュニケーション能力が高く、教えることが得意な人が担当者になると、新人が質問しやすくなってOJTがスムーズに進みます。
また、担当者を決める際は、現場経験が豊富で実務に精通しているかどうかを確認しましょう。経験豊富な担当者は、実際の業務にもとづいた具体的な指導ができ、新人が実践的なスキルを身につけやすくなります。
さらに、指導に対して情熱があって新人の成長を真剣に考える担当者であれば、新人のモチベーションが高まり、効率よくスキルアップできます。そのため、適性や現場経験、新人教育に対する意識を考慮してOJT担当者を選定することが重要です。
OJTの内容を標準化する
標準化された教育内容を整備することで、担当者間の指導方法の違いを最小限に抑え、新人が混乱せずにスキルアップできます。たとえば、共通の指導マニュアルやチェックリストを作成し、担当者がそれにもとづいて指導を行うことで、新人が学ぶべき内容や達成すべき目標を明確にすることが可能です。
また、標準化された教育内容を用いることで、OJTにおける指導内容が一貫し、新人が効率的に知識やスキルを習得できます。この一貫性により、担当者の負担が軽減され、指導にかかる時間とコストを削減することが可能です。結果として、トレーナーが他の業務に専念できるようになり、会社全体の業務効率と品質の向上が見込めます。
新人が自学自習できる環境を整備する
自学自習できる環境を整えることで、新人が自主的に学習を進め、業務に必要な知識やスキルを習得できるようになります。たとえば、業務に関する教材やマニュアルをクラウドに保存しておくことで、新人は時間や場所にとらわれずに学ぶことが可能です。
業務内容をまとめた資料を新人に与えることで、不安な箇所や学びたい内容を何度も見直し、効率よくスキルを習得できます。トレーナーが忙しくてOJTが進められない場合でも、新人が一人で学習を進められるため、OJTの負担が大きいと感じている職場にも有効です。
自学自習のための教材は、文章や図よりも動画で作った方が効果的です。日ごろからYouTubeなどを活用して勉強している人ならすぐに共感していただけると思いますが、動画ならそこまで抵抗感なく勉強できてしまいますよね。抵抗感がないのもそうですが、「わかりやすさ」という点でも動画のほうがテキストベースの教材よりも勝っています。
この後すぐ、OJT教育を成功させるために動画マニュアルが有効である理由を詳しく解説していきますので、ぜひこのまま読み進めてみてください。
OJTの課題解決には動画マニュアルが有効!
以下の特徴を持つ動画マニュアルを活用することで、OJTの課題を効率的に解決できます。
動画マニュアルのメリットや教育効果を詳しく知りたい方は、こちらの資料もご覧ください。
指導スキルに自信がなくても良質な教育が実施できる
動画マニュアルを使用することで、指導スキルに自信がない担当者でも一定の教育水準を保てます。たとえば、eラーニングを用いて自学自習させると、トレーナーの業務知識や指導スキルに関係なく、新人が効率よくスキルを習得することが可能です。
さらに、動画マニュアルを作成すると教育内容が標準化され、すべての新人に対して指導スキルの高い人の教育方法を実施できます。
教えられる側も文章より動画の方が理解しやすい
動画は視覚的に情報を伝えるため、文章よりも理解しやすいです。たとえば、新しい機械の操作方法を学ぶ際、文章で手順を読むよりも実際の操作を動画で見る方がイメージしやすいため、短時間で業務を習得できるようになります。
また、動画は一時停止や巻き戻しが可能なので、必要な箇所を何度も確認し、習熟度を高めるのに役立ちます。しかし、指導内容や閲覧場所によっては文章の方が理解しやすい場合もあるため、状況に応じて文章と動画を使い分けるのがおすすめです。
大人数に効率よく教育ができる
製造業の現場では、新製品の導入や業務改善などで、多くの従業員に新しい知識や技術を教える必要が生じることがあります。動画はインターネットや社内ネットワークを通じて、多くの人に同時に配信できるため、動画マニュアルを導入すれば、大人数の従業員に同時に教育を行うことが可能です。
たとえば、新しい製造ラインの操作方法を学ぶ際に動画マニュアルを全従業員に配信することで、短時間で効率的な教育が可能となります。
言語の壁を超えられる
動画マニュアルは言語の違いにかかわらず、視覚的に理解できるため、外国人労働者への教育にも効果的です。たとえば、外国人労働者が多い工場では言葉の壁が障害となり、作業手順や注意点を正確に伝えられないことがあります。
しかし、動画であれば具体的な動作や手順を視覚的に示せるので、日本語が理解できない従業員でもスムーズに業務を習得できます。
OJTの課題を改善するなら動画マニュアルtebikiがおすすめ!
tebikiは、動画マニュアルの作成から従業員の習熟度管理まで行えるクラウド型ツールです。このツールを活用することで、トレーナーごとの教育内容のばらつきやOJTの時間不足といった課題を改善できます。tebikiの機能やデザインを詳しく知りたい方は、こちらの動画もご覧ください。
▼動画マニュアル作成ツール「tebiki」紹介動画▼
動画マニュアル「tebiki」には、次のような特徴があります。
- 誰でも簡単に使えるシンプルな設計
- テスト機能で学習の進捗度や理解度を測れる
- 100ヶ国語以上の自動翻訳
- 半永久的に続く手厚いサポート
誰でも簡単に使えるシンプルな設計
tebikiは直感的に操作できるデザインなので、パソコン操作やITスキルに自信がない方でもすぐに使いこなせます。また、マニュアル作成に特化したツールのため、動画編集の専門知識がなくても、新人教育を効率化する高品質なマニュアルが作成できます。さらに、スマートフォンやタブレットで動画撮影から編集まで一貫して行えるので、YouTuberが使用するような高機能なパソコンは必要ありません。
テスト機能で学習の進捗度や理解度を測れる
tebikiには、従業員がどの程度マニュアルを理解しているか確認できる「テスト機能」が搭載されています。この機能を使うと、従業員一人ひとりの学習進捗や理解度を可視化できるため、データをもとに教育内容を調整することが可能です。さらに、テストの自動採点機能が搭載されているため、教育担当者に負担がかかりません。
100ヶ国語以上の自動翻訳
tebikiには自動翻訳機能が搭載されており、ボタン1つで100ヶ国語以上に翻訳できるため、外国人労働者が多い職場でもOJTを効率化することが可能です。また、英語や中国語、ベトナム語など計15言語に対応した字幕の読み上げ機能も備えています。そのため、外国人労働者は母国語の字幕と音声で効率的に学習を進められるようになり、生産性や作業品質の向上が期待できます。
半永久的に続く手厚いサポート
導入初期には目標設定やプロジェクトチームの組み方など、導入成功までの体制づくりをサポートしています。また、定期的なミーティングを通じて、動画撮影のコツや具体的な活用方法を提案しているため、スムーズにツールを導入できます。
さらに、Web会議・メール・電話などですばやく問題解決を行うカスタマーサポートが用意されているため、教育体制や指導内容の変更にも柔軟に対応可能です。動画マニュアル「tebiki」の機能や導入サポート体制を詳しく知りたい方は、こちらの資料をご覧ください。
tebikiを活用してOJTの改善に成功した事例
tebikiを活用してOJTの改善に成功した事例を3つ紹介します。
製造業や農業、小売業などさまざまな業界のtebiki導入事例を知りたい方は、こちらの資料をご覧ください。
OJT担当者ごとの教育手法の属人化が解消:株式会社ものばんく
株式会社ものばんくは、インターネットオークション事業を展開している企業です。インターネットオークションでは、商品の撮影業務が重要です。撮影業務は商品の品質や特徴を正確に伝えるための職人技が求められる作業であり、ベテラン社員の「ベテラン目線」が価値あるものとなっています。
しかし、「ベテラン目線」を新人に伝えるのは非常に難しく、さらにOJT担当者ごとに教え方が異なるため、新人が学ぶ内容や技術が一定でないという課題が生じていました。
そこで株式会社ものばんくは、動画マニュアル作成ツールtebikiを導入し、ベテラン社員の技術やノウハウを動画として記録することで、新人がいつでもどこでもその動画を参照できるようになりました。結果として新人が受ける教育の質が一定化され、OJT担当者の負担も大幅に軽減されました。
株式会社ものばんくがtebikiを導入して得られた効果や、動画マニュアル定着のコツについては以下のインタビュー記事でも詳しく紹介しています。是非ご覧ください。
インタビュー記事:インターネットオークション運営の現場で動画を活用。「ベテラン目線」をマニュアル化し、OJTに掛かる時間を大幅削減!
教育にかかる時間を短縮:株式会社Olympic
株式会社Olympicは食品スーパーを提供する企業です。同社の精肉加工部門では高度なスキルが必要とされ、複雑な工程が多いことから新人が1人前になるまでに何年もかかるという課題がありました。加えてスキルの獲得には実務が不可欠なため、なかなか教育やOJTの機会がないことも新人のスキルアップに時間がかかる要因でした。
そこで、株式会社Olympicはtebikiを導入し、教育の場で活用することでOJTの回数が減少し、エース社員の教える時間も短縮されました。結果として教育期間が半減し、新人が早く1人前になる手応えが実感できています。
株式会社Olympicがtebikiを導入して得られた効果や、動画マニュアル定着のコツについては以下のインタビュー記事でも詳しく紹介しています。是非ご覧ください。
インタビュー記事:違いはOJTの回数です。動画で復習できるようになってものすごく効率化しました。
動画による動作の確認で理解度アップ:日本クロージャー株式会社
日本クロージャー株式会社は、ペットボトルや瓶のキャップを製造する企業です。多くの製品を取り扱う中での製造工程や品質管理は非常に緻密であり、新入社員や未経験者が迅速に業務を習得することは容易ではありませんでした。とくに、製造ラインの操作やキャップの組み立てなど、具体的な手順や技術を要する作業が多いため、従来の教育方法では十分な効果を上げるのが難しい状況にありました。
そこで日本クロージャー株式会社はtebikiを導入し、新人OJTの7割を動画に置き換えることで教育の質にバラツキがなくなり、教育にかかる時間の大幅な削減と教育の質の均一化を実現しました。
加えて経験豊富な担当者が何度も同じ内容を教える手間が減少し、教育にかかる負担の軽減に成功したため、先輩社員が他の業務に専念できるようになりました。
日本クロージャー株式会社がtebikiを導入して得られた効果や、動画マニュアル定着のコツについては以下のインタビュー記事でも詳しく紹介しています。是非ご覧ください。
インタビュー記事:新人OJTの7割を動画に置き換え。組み込み/分解/金型作業など、製造現場の動画マニュアルを作成。教育の手間を大幅に削減しました。
まとめ
この記事では、OJTがうまくいかない理由とその改善策について解説しました。適切なOJTを実施することで、新人がスムーズに業務を覚えられ、短期間で即戦力として活躍できるようになります。
また、OJTの内容を標準化することで教育にかかる時間や費用を削減し、トレーナーの負担を軽減することが可能です。そのため、OJTがうまくいかないと悩んでいる方は、この記事で紹介した改善策を参考にして効果的なOJTを実施してみてください。
OJTをスムーズに進めるためには、動画マニュアル「tebiki」を活用するのがおすすめです。誰でも簡単に使えるシンプルなデザインになっているため、ITスキルに自信がない現場の担当者でもすぐに使いこなせます。また、学習進捗度や理解度を測れる「テスト機能」が搭載されており、従業員一人ひとりに適した指導や研修を実施できます。
さらに、100カ国以上に対応した自動翻訳機能が搭載されているため、外国人労働者が多い職場でもスムーズにOJTを進めることが可能です。動画マニュアル「tebiki」の資料は、以下の画像から無料でダウンロード可能ですので、ぜひ詳細をチェックしてみてください。