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違いはOJTの回数です。
動画で復習できるようになってものすごく効率化しました。

株式会社Olympic

  • 業種 :卸売・小売
  • 従業員数 :501-1,000名

お話を伺った方:精肉グループ主任 新谷学様

  • 課題

    • 1人前になるのに何年もかかる
    • 適切なタイミングでOJTができない
  • 効果

    • 新人訓練期間の半減
    • ベテラン社員の教育時間削減で売上UP

食品スーパーの精肉加工・販売で導入

貴社の事業内容と、tebikiの対象業務を教えてください。

弊社は、お客様に「よい品をより安く」という考えのもと、さまざまな店舗スタイルと独自の品揃えで、首都圏を中心に専門店/ディスカウントストア/スーパーマーケットを数十店舗展開しています。今回、tebikiの対象業務としているのは、「Olympic」「カズン」といったブランド名で展開している食品スーパー精肉部門の加工と販売です。

新人をいかに早く1人前にするかが店舗の死活問題でした。

どのような課題があったのでしょうか?

1人前になるのに何年もかかる、1回教えてもなかなかできるようにならない、そもそもどうやって教えるかの手順が決まっていないなど、現場教育の課題が山積みになっていました。
スキルが低い新人の間は、歩留まりも悪く、できる作業の幅も狭いので、売るべき商品をベストなタイミングで用意できません。新人をいかに早く1人前にするかは店舗の死活問題でした。
精肉加工は高度なスキルが必要とされる仕事で、肉を切るだけの単純作業ではありません。複雑な工程が多く、スジを外したり、骨や血合いを除去したり、脂を削ったり、いくつかの工程を経て、決まった形にします。原料の個体差があるなかで、歩留まり基準をクリアーしつつ、同じ形、それも美しく見栄えの売れる商品に仕上げる、というところが難しく、1人前になるのに6年かかるという厳しい職人の道です。
スキルは実践でしか上達することはできません。ただ、その実践の回数をどうやって確保するか、ということが難しい点でした。月1-2回程度販売する部位の場合、ベテラン社員が実際にやってみせてしまうと練習用の原料がなくなってしまうし、出勤シフトがあわなければ実践できません。また、単価が高い部位は、歩留まりが悪い新人スタッフに練習させることには躊躇してしまいます。
限られた人員の中で、トレーナーとトレーニーのシフトをあわせてOJTだけでやっていくと、単価が低い商材はできるようになるのですが、単価が高いもの、売上比率は小さいけど品揃え的には重要、という商品はベテラン社員がやる、という役割分担になってしまうことが、新人のスキルアップに時間がかかる要因だったと思います。

エース社員の教える時間を減らすことが売上に直結

tebikiの導入方法と、その効果を教えてください。

入社したばかりの新人教育だけでなく、中堅スタッフも含めた復習ツールとして活用しています。現場にタブレットを置いて、tebikiで予習復習しながら作業するの繰り返しです。
OJTそのものは変わりません。やはり、最初は手とり足取りやってみせる方が効果が高い。違いはOJTの回数です。tebiki動画で復習できるようになってOJTの回数が減ったので、エース社員の教える時間を減らせて、かつ、できるまでの時間が短縮されました。実際に何度も原料を切ってみせることが必要なくなったので、教わる側にとって一番良いタイミングで見本を見ることができるようになって、ものすごく効率化したと思います。
教育コストというと、教える教わるの人件費だけを考えがちですが、エース社員の教える時間を減らすことが売上に直結するので、教育コストの大部分は売上の機会損失だった、ということを実感しています。
まだまだ試行錯誤中ですが、新人が1人前になる年数として言われていた6年を半減できる手応えがあります。

動画マニュアルと聞いて、特別なスキルが必要かと身構えていました。

最後に、tebikiのオススメポイントを教えてください!

コンテンツが作りやすいです。動画マニュアルと聞いて、特別なスキルが必要かと身構えていたのですが、動画をとってアップロードするだけでマニュアルになってしまうので、とても楽です。好きなときにいつでも現場で予習復習できる、という点は、うちのような「やってみせる」ために商材を用意しないといけない現場にとってはとても重要でした。
OJTの良さはもちろんあるのですが、やっぱり言葉だけの説明に頼りがちだったなーと感じています。tebikiを使ってノウハウを見える化できて、本当にわかりやすくなりました。
「肩ロースうす切り」のような個別コンテンツを作っていくと、自然と「入社1年目コース」のような教科書が出来上がるのも、tebikiならではと思います。ノウハウが見える化されて、コースができた結果、各スタッフの技術目標を明確にすることができました。