インターネットオークション運営の現場で動画を活用。
「ベテラン目線」をマニュアル化し、
OJTに掛かる時間を大幅削減!


株式会社ものばんく
- 業種 :質・買取事業、販売事業、オークション
- 従業員数 :1-50名
お話を伺った方:営業本部長 北村様、経営企画室 室長 小路様、市場事業部 小嶋様
-
課題
- 紙マニュアルの作成負担が大きい
- 動きやニュアンスが、文章だと伝わりづらい
- OJT担当者ごとに教え方が異なる
-
効果
- マニュアル作成工数の大幅減
- 言語化しづらいニュアンスも正しく伝達可能
- OJT担当者ごとの教育手法の属人化を解消
オークションの商品撮影業務に活用。マニュアルを紙から動画に置き換え、tebikiが会社の教育インフラとして機能。
貴社の事業内容と、tebikiの対象業務を教えてください。
北村さん:
ものばんくは創業60余年、質屋業務を時代に合ったサービスへ転換し、質買取店の運営や業者間オークション開催等、質屋業界における革新的な取り組みを行っています。インターネットオークション事業では、まずお客様からお預かりした商品を検品し、商品に札をつけて、商品の程度(詳細)やダメージ部分についてリストに記載します。そのリストを見ながら撮影班が商品の写真を撮影し、アプリに商品を反映させるのが一連の作業の流れです。
弊社では、撮影班の業務から動画マニュアルに置き換えていきました。既存の紙マニュアルから移行していく形で、動画マニュアルを作っています。tebikiで作った動画のマニュアルがメインなのですが、ぱっと作業の流れを確認するようなときのために、紙のマニュアルも併用しています。
小路さん:全社的な業務で使われているので、言わばtebikiが会社の教育インフラになっていますね。細かいニュアンスの理解が必要な業務に関しては、全て動画マニュアルへの置き換えを進めています。

検索性が高く、細かいニュアンスが伝わりやすいマニュアルが必要でした。
どのような課題があったのでしょうか?
小嶋さん: 出品する品物は高級ブランド品が多く、撮影の仕方によって、落札価格にも大きな影響があります。「自分にとって綺麗に見える写真」はなく、「お客様が安心して購入を判断できる写真」を撮るのは、なかなかの職人技です。ブランドによって強調して撮影するポイントはかなり違いますし、お客様がチェックしたいポイントを抜け漏れなく写真に収めることで、安心した商品購入につながっていきます。もともと紙のマニュアルは使われていたのですが、作成や改定管理に多大な工数が掛かっており、非効率な状態でした。それに商品撮影は動きがある業務なので、文章と画像のマニュアルだとどうしても伝わりづらいんですよね。そもそも言語化が大変な作業でもあるので、「分かりやすい文書マニュアルを作ること」自体が職人技のようなものでしたね。そこで「文書マニュアルではなく、動画マニュアルが良いんじゃないか?」と検討をしていたところ、tebikiを見つけました。
小路さん: 組織の人数も段々と多くなってきていましたし、取扱商品の種類も増えていました。そのため、膨大な取扱商品ごとの撮影ポイントマニュアルを、きちんと整備する必要がありました。いつでもどこでも使いやすい、取り回しの良いわかりやすいマニュアルが欲しかったんです。

OJT前にtebikiを見せることで、OJT担当者の負担も減りました。新人からも「わかりやすい」と大好評です。
tebikiの導入方法と、その効果を教えてください。
北村さん: 経験豊富なベテラン社員なら紙マニュアルでも理解できるのですが、初めてその作業をする人には、基礎的な部分から教えないと正しく伝わりません。撮影業務で言うと、カメラの使い方から教えないといけないんですよね。業務の前提となる知識部分から言語化して教える必要があるので、教える側の負担が大きかったです。しかし動画だと、言語化しづらい細かなニュアンスが直感的に理解できるので、教える人と教わる人で認識の違いが生まれづらいのが良いですね。
小路さん: なんといっても、新人へのOJT時間が減ったことが嬉しかったですね。今まではベテラン社員がつきっきりで教える必要があったのですが、tebikiを導入してからは、まず最初に1時間くらいtebikiを見てもらってから業務を取り掛かるようにしてもらってます。イメージが事前に伝わっているので、OJTでの手間が減りましたし、OJT担当者の心理的負担も減ったと思います。新人からも「わかりやすい」と大好評です。実際に、手戻り作業も激減しました。
小嶋さん:属人化したOJTだと、組織全体で統一された業務手順を新人が覚えることが難しかったんです。そもそもOJT担当者自身が間違った業務手順を覚えていて、そのまま新人に教えている、なんてこともありました。
小路さん: 部署ごとに繁忙期に偏りがあるので、部署をまたいでヘルプに入ってもらうこともよくあります。多いときは週2回以上ですね。他部署からヘルプを呼ぶくらい忙しい状況なので、教える時間も取りづらかったんです。その時にイチから全て教えるのではなく、まずtebikiを見せることで、教える手間が大幅に減りました。いわゆる「多能工化」を進めやすくなり、みんなが全業務を実行できる状態になりました。
小嶋さん: 動画マニュアルを作る際、「ベテランがやっている手順が、実は正しくなかった」と判明したりして、会社として、正しい作業手順を考え直すきっかけにもなりました。撮影対象の商品種類も多いので、業務手順が属人化しやすかったんですよね。マニュアル作成という作業自体、スタッフみんなで業務を振り返る時間になり、良い復習になりました。間違えていたやり方を認識出来たり、より良い手法を探したり、みんなで改善に取り組むきっかけになりました。

動画だと細かいニュアンスまで伝えきることができるので、ベテランと新人の目線が揃いやすく、手戻り作業も減りました!
最後に、tebikiのオススメポイントを教えてください!
小路さん: 動画だと、細かいところまで業務内容を伝えることができるので、ベテランと新人の目線が揃いやすく、間違った作業が減るのが魅力ですね。自分が見ている世界をそのまま教材にできるので、新人が迷うことが少なくなったと思います。大切なポイントが伝わりやすいと感じています。
小嶋さん:tebikiの中でマニュアル作成計画も作れるので、会社としてどんなマニュアルが必要なのかを洗い出しやすく、業務の棚卸しもやりやすかったです。
小路さん:tebikiは導入後の定例の打ち合わせもあり、やることが整理されてゴールが見やすくなります。サポートが手厚いので、自分たちのやる気も継続しやすいです。動画マニュアルの作成業務に集中できるのがありがたいです。
あとは機能の追加が頻繁にあるところも良いですね!こちらからの要望が、実際に機能に反映されるまでのスピードが速いです。
