KY活動とは、事前に危険を予測し、予防措置を講じて、労働災害やトラブルを未然に防ぐ活動です。従業員の安全と健康を守るために非常に重要な活動であり、従業員がKY活動に参加することで、自身の安全意識の向上に繋がります。
本記事では、KY活動の具体的な進め方や記入例文、ネタ切れ対策などを解説します。無料でダウンロードできるKY活動に役立つエクセルのテンプレートのご用意もあるので、自社のKY活動に活かしてください。
現場改善ラボでは、元労働基準監督署署長が解説する「KY活動の進め方」の動画を無料公開中です。実践的な安全対策の方法を知りたい方は、以下より併せてご覧ください。
目次
KY活動(危険予知活動)とは
KY活動とは、「危険(Kiken)予知(Yochi)活動」の略称で、事故や災害の危険を未然に防ぐために、事業者や従業員が協力して実施する活動です。現場内で危険が潜んでいる場所や作業を洗い出し、事前にリスクの排除を行います。
例えば、職場内で実施されている行動目標や指差し呼称などがリスクを排除する施策の1つです。
似た言葉にKYT(危険予知トレーニング)がありますが、KYTは、作業や職場での危険を探し出して、対策を行う能力を高めるための訓練です。
KYTについて詳しく知りたい方は、別記事『【例題/解答付】KYT(危険予知訓練)とは?効果的なトレーニング方法も解説』か、以下の解説動画も併せてご覧ください。
目的と効果
KY活動を行う目的は、労働災害やトラブルを未然に防ぐことにあります。
厚生労働省の分析によると、労働災害の要因の9割以上が「不安全な行動や状態」であることが分かりました。
KY活動をはじめとする安全衛生に関する活動によって職場の安全意識を高めれば、従業員がより安心して働ける職場づくりを実現できます。その結果、生産性向上や従業員満足度の向上なども期待できるでしょう。
「ヒヤリハット」や「リスクアセスメント」との違い
「ヒヤリハット」とは、「ヒヤリとしたこと」や「ハッとしたこと」が語源で、危険を感じた出来事を指します。KY活動について調べる際、この「ヒヤリハット」という単語を目にすることがあるでしょう。これらの関係性は、「KY活動の題材としてヒヤリハットが用いられる」という点にあります。
「リスクアセスメント」と「KY活動」は、よく似ていますが、厚生労働省によると以下のような違いがあるそうです。
▼「KY活動」と「リスクアセスメント」の違い▼
KY活動 | リスクアセスメント | |
---|---|---|
いつ | 毎日、または作業を行うたびに | 設備や作業手順などを変更するとき |
どこで | 主に作業現場で | 主に事務所や会議室などで |
誰が | 作業者、監督者 | 作業者、監督者、管理者、安全スタッフ (組織全体で) |
何を | 作業を対象に | 設備や作業手順書を対象に |
どのように | 作業場を確認しながら 、危険の有無で、即決・即断で危険を回避する | 作業手順を思い出しながら、危険の程度を明確にして、よく話し合い、時間とお金をかけて安全な設備や作業方法に改善する |
なぜ | 作業に潜む危険に迅速に対応するため | 職場や作業に潜む危険を根本的に減らすため |
「ヒヤリハット」や「リスクアセスメント」について詳しく知りたい方は、以下でそれぞれ解説している記事も併せてご覧ください。どちらも安全な作業環境を築くために重要な用語です。
関連記事:ヒヤリハットとは?報告書の例文や業界別の事例、対処法について紹介
関連記事:リスクアセスメントの目的とは?実施に向けた進め方のポイントや企業事例も解説
【4ラウンド法】KY活動(危険予知活動)の進め方
4ラウンド法とは、複数の班に分かれてKY活動を行う手法です。イラストシートを用いて複数人で、職場や業務に潜む危険やリスクを抽出して、対策を講じていきます。進め方は以下の通りです。
ラウンド | 項目 | 危険予知トレーニングのポイント |
---|---|---|
1ラウンド | 現状把握 | 「どんな危険が潜んでいるか」議論する |
2ラウンド | 本質追及 | 「これが危険のポイントだ」と問題の本質を捉える |
3ラウンド | 対策樹立 | 「あなたならどうする」の思考で対策を検討する |
4ラウンド | 目標設定 | 「私たちはこうするという」の視点で行動目標を立てる |
これから進め方を解説しますが、元労働基準監督署署長が解説する「4ラウンド法の取り組み方」の動画と併せてご覧いただくとより実践的に取り組めます。以下から無料で解説動画を視聴できるため、ぜひご覧ください。
準備
KY活動を進めるために、基本的には以下の手順で準備を進めましょう。
- チーム決め
- 役割分担(リーダー/書記/レポート係/発表者/コメント係)
- テーマ決め
- イラストシートや写真などを用意
効率良く議論を進めるために、1チーム5〜6名に設定するのがおすすめです。イラストシートや写真は、以下のような現場での作業時の具体的な状況がわかるものが良いでしょう。
イラスト引用:KY活動(厚生労働省)
第1ラウンド:現状把握
第1ラウンドは、”どんな危険が潜んでいるか”を踏まえて、以下の手順で現状を把握していきます。
- リーダーは、”どんな危険が潜んでいるか”メンバーに問いかける
- メンバー全員でイラストシートを見ながら気づいた危険やリスクを発言する
- 書記は発言を模造紙にまとめる
- 5〜7項目を目標に危険やリスクを洗い出す
- 洗い出した内容を議論して加筆や修正を行う
危険やリスクを洗い出す方法として、イラストの中の作業者になりきるつもりで考えましょう。危険要因を具体的に表現し、危険要因に対して「なぜ?」を繰り返し掘り下げてください。
「なぜ?」を深掘りするためには、メンバー全員が正しくなぜなぜ分析を使える状態になっていることが理想的です。
現場改善ラボでは、トヨタ自動車で取り組まれている「なぜなぜ分析の進め方」について専門家が解説する動画を無料で公開していますので、以下よりご覧ください。
第2ラウンド:本質追及
第2ラウンドでは、第1ラウンドで出された危険の中で、「重要な危険ポイント」が何かを追究しましょう。メンバー同士で議論して重要な項目を1〜2個に絞り、○印を付け、指差し呼称で確認してください。
▼本質追及時の話し合いのセリフ例▼
- リーダー「それでは、危険のポイントを、“現場での転倒”に絞り込みます」
- メンバー「はい」
- リーダー「では、“現場での転倒”に印を付けてください」
- 書記 「はい」
- リーダー「それでは、危険ポイントの指差し唱和をします。構えて!ヨシ !」
- メンバー「ヨシ !」
イラスト引用:KY活動(厚生労働省)
第3ラウンド:対策樹立
第3ラウンドの対策樹立では、「危険なポイント」の解決策を議論していきます。
「危険なポイントに対して、自分ならどう対策するのか」という目線で話しましょう。そして、危険を回避するには何をすべきか、3項目を目標に具体的な対策を検討してください。
第4ラウンド:目標設定
最後に、第3ラウンドで検討した対策の中から「重点実施項目」を絞り込み、それらを実施するためのチーム行動目標を決めましょう。決まったら、再び指差し呼称して確認してください。
▼目標設定時のセリフ例▼
- リーダー「チーム行動目標!~する時は、~をして~しよう、ヨシ!」
- メンバー「~する時は~を~して ~しよう、ヨシ !」
【1人KY】KY活動(危険予知活動)の進め方
1人KYとは、従業員一人ひとりが個人で危険個所を洗い出し、改善策を提案する方法です。
危険個所を見つけ改善策を考えることで、職場全体で安全意識の向上が期待できます。さらに、「自分の身は自分で守る」と強く意識する機会となり、やる気やモチベーションの向上にも寄与します。従業員が自分自身の職場環境を改善すれば、仕事に対する責任感や自信が生まれ、職場での成果にも繋がるでしょう。
▼1人KYの例▼
工場での1人KY | 現場で使用する設備の危険やリスクを抽出します。普段とは異なる目線で設備を見ることで、作業中に気づかない危険箇所やリスクを抽出し、未然に事故やトラブルを未然に防ぐことが可能です。 |
オフィスでの1人KY | 自分のデスク周りの危険物をチェックし、改善策を提案します。オフィス全体の安全性も向上するでしょう。 |
1人KYの進め方
基本的には以下の手順で従業員個人が危険を見つけ、改善策を考えていきます。
- 現場を見回る
- 危険や問題点をリストアップする
- 改善策を考えて実行する
1人KYの注意点
1人KYは、現場に詳しい従業員が1人で行うことが多いため、複数の従業員で行う4ラウンド法に比べて、初心者目線でのリスクを見逃しやすくなります。1人KYでも定期的に結果をチームで共有し、抜け漏れがないように工夫して取り組みましょう。
KY活動(危険予知活動)の例文と書き方
この章では、厚生労働省が紹介しているイラストシートを用いて、例文や書き方を見ていきましょう。次章『無料!KY活動(危険予知活動)で使えるエクセルテンプレート』で、KY活動ですぐに使えるシートをダウンロードできます。こちらも併せてご活用ください。
記入例文 | |
---|---|
第1ラウンド 現状把握 | ・力を入れて雑巾をもみ洗いしたので、はねた水が目に入る ・窓を拭こうと身を乗り出したので、脚立がぐらついてよろけて落ちる ・脚立から飛び降りて、着地した時によろけて足をひねる ・昇りながら窓に近づこうと窓際に足を寄せたので、濡れた脚立で滑り転落する ・拭き具合を確認するために後ずさりしたので、バケツに足をひっかけて転ぶ |
第2ラウンド 本質追及 | ・力を入れて雑巾をもみ洗いしたので、はねた水が目に入る ・窓を拭こうと身を乗り出したので、脚立がぐらついてよろけて落ちる【◎最重要】 ・脚立から飛び降りて、着地した時によろけて足をひねる【〇:重要】 ・昇りながら窓に近づこうと窓際に足を寄せたので、濡れた脚立で滑り転落する ・拭き具合を確認するために後ずさりしたので、バケツに足をひっかけて転ぶ【〇:重要】 |
第3ラウンド 対策樹立 | ・脚立を正面に置けばよいと思う ・脚立の反対側に昇って拭くというのもあります ・拭く位置などによって、脚立をこまめに動かすのもよい |
第4ラウンド 目標設定 | ・脚立を正面に置く ・脚立の反対側に昇る ・脚立をこまめに動かす【チーム目標に決定】 |
【イラスト引用/文章参照:厚生労働省『KY活動』】
無料!KY活動(危険予知活動)で使えるエクセルテンプレート
KY活動の記録は、職場内の安全管理を向上させるために必要不可欠です。安全のための対策や従業員の考えを記録しておけば、人員配置が変わった際にも活用できるため、できるだけ詳細に記録しておくと良いでしょう。
以下に、KY活動の4ラウンド法において活用できるエクセルテンプレートをご用意しました。現場改善ラボのメルマガに登録するだけで、無料でダウンロードできますのでぜひご活用ください。
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KY活動(危険予知活動)のネタ切れ対策
KY活動は、定期的にネタを変えて、あらゆる危険に対して対策を打つ必要があります。そのため、KY活動を続けている中でネタ切れが起きてしまうこともあるでしょう。そのようなときは、以下のネタ切れ対策を行ってみましょう。
従業員のヒヤリハットを集める
前述した『「ヒヤリハット」や「リスクアセスメント」との違い』でも解説しましたが、ヒヤリハットとは、「ヒヤリとしたこと」や「ハッとしたこと」が語源の言葉で、仕事中などで危険と感じた出来事を指します。
KY活動のネタ切れを起こさないために、従業員が経験したヒヤリハットや失敗談を集めて、「ヒヤリハットを起こさないためにはどうすれば良いか?」という話し合いを行うと良いでしょう。業務中のヒヤリハットだけではなく、休日に感じたことなどもピックアップすると、従業員の関心を引きながらKY活動に取り組めます。
行事を参考にする
厚生労働省や消防庁などが制定している行事を参考にして、KY活動のネタを考えるのもおすすめです。
たとえば、6月2日から6月8日は「危険物安全週間」に制定されています。この期間の近くにKY活動を行う場合、「危険物である可燃性固体を扱う際、どのような危険が生じるのか? また、どのように対処すれば良いのか?」をチームごとで考えると良いでしょう。
以下のフォームから現場改善ラボのメルマガにご登録いただくと、KY活動のネタとして参考になる行事の年間カレンダーのデータをダウンロードできます。「年間カレンダーを事業所に貼りたい」という方は、こちらをお使いください。
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実際に起きた労働災害を参考にする
実際の労働災害事例を取り上げることで、現場でのリアリティ感が得られ、具体的な状況での危険をより実感できます。特に、自社と近しい業種の事例であれば、その教訓は深く心に刻まれ、安全意識の向上につながるでしょう。
各事業所でKY活動などの安全教育は行われていますが、厚生労働省が行った調査によると、令和4年は労働災害による休業4日以上の死傷者数は132,355人と、過去20年で最多となったそうです。つまり、残念なことではありますが、それだけKY活動におけるネタは多いということ。これ以上労働災害を増やさないためにも、実際に起きた労働災害を参考にして行うと良いでしょう。労働災害の事例は、厚生労働省が運営する「職場のあんぜんサイト」に掲載されています。
現場改善ラボでは、元労働基準監督署署長による「安全衛生委員会のネタの考え方」の動画を無料公開中です。安全衛生委員会のネタ探しの視点は、KY活動にも流用できる点が多いため、こちらも併せて参考としてご活用ください。
安全意識の向上に動画マニュアルが有効
従来の紙ベースのマニュアルや口頭での説明では、現場でのリアルな状況や細かい部分が伝わりにくいもの。そのため、KY活動で得た気づきや、安全教育で伝えたい内容を共有するのは、意外と大変です。そこで、安全意識の向上や定着に、視覚と聴覚を通じて直感的に理解できる「動画マニュアル」が注目を集めています。
動画マニュアルによって、注意点を映像で示すことで、従業員の理解度が向上し、リスクを未然に防ぐことが可能になります。以下では、動画マニュアルの教育効果と、動画マニュアル作成におすすめの「tebiki」というツールについてご紹介します。
動画マニュアルの教育効果
安全教育における動画マニュアルの効果として、主に以下のことが挙げられます。
- 現場の具体的な状況を再現でき、理解度が向上する
- 映像と音声の組み合わせにより、記憶に残りやすい
- 反復学習ができるため、定着しやすい
- 教育内容の統一により、安全管理方法を標準化できる
- 教育工数を大幅に削減できる など
実際に動画マニュアルを活用中の方からは、「現場で撮影されたリアルな動画を見た方が圧倒的にイメージしやすいので、教える側・教わる側お互いにとって良かった」という意見が挙がっています。もちろん、安全教育だけではなく、作業手順のレクチャーなどにも活用でき、不良数が削減したという事例もあります。
動画マニュアルの作成なら「tebiki」がおすすめ
動画マニュアルと聞くと、「編集が難しいのでは?」と敬遠する方が多いですが、動画マニュアル作成ツールtebikiならば、シンプルで使いやすい操作画面により誰でも簡単に動画マニュアルの作成が可能です。
▼動画マニュアル作成ツール「tebiki」紹介動画▼
操作性の高さに定評があるtebikiですが、もちろんそれだけではなく、以下のような現場教育に活用できる機能も多数搭載されています。
- 100ヶ国語以上の言語への「自動翻訳機能」
- 音声認識による「自動字幕生成機能」
- マニュアルの活用状況がわかる「レポート機能」
- 従業員それぞれの習熟度がわかる「テスト機能」 など
マニュアルを作って終わりではなく、その後の定着度や理解度の向上までサポートできるのがtebikiです。
tebikiの機能や効果をより詳しく知りたい方は、以下から『3分で分かるtebikiサービス資料』をご覧ください。機能面だけではなく、導入からずっと無料で続くサポート体制についてもご紹介しています。
tebikiを使って安全教育を実施している事例
動画マニュアルtebikiを活用して、安全教育を行っている企業事例を3社ご紹介します。実際にどのような動画を作っているのか、どのような効果を得ているのか、チェックしていきましょう。
より多くの導入事例や導入効果を知りたい方は、以下から導入事例集をご覧ください。導入事例集では、異なる7つの業種の事例を1冊にまとめています。
株式会社メトロール
世界で200社以上のメーカーに採用されている工作機械向けの装置の製造販売している株式会社メトロールでは、従業員教育の内容が画一化できていないことや、文書や口頭での教育による理解度不足を問題視していました。そこで、動画による教育に目を付けて、動画の作成工程が圧倒的にシンプルなtebikiを導入していただくことになりました。
導入後に優先的に作成したのは、安全衛生に関するマニュアルです。「アルコールが目に入らないように、正しく蓋を閉めましょう」などの、基本的だけれど労災を防ぐために重要な内容とのこと。実際の効果としては、導入前1時間かけて教えていた内容が、半分以下の時間で教えられるようになったそうです。さらに、動画による作業指導によって、製品不良を防ぐこともできています。
株式会社メトロールの導入事例をより詳しく読みたい方は、以下のインタビュー記事も併せてご覧ください。
インタビュー記事:世界で200社以上の装置メーカーに採用されているセンサの製造工程でtebikiを活用し、新人教育と多能工化を推進
ASKUL LOGIST株式会社
▼動画マニュアル『tebiki』導入事例インタビュー:ASKUL LOGIST株式会社▼
ASKUL LOGIST株式会社は、EC専門の総合物流企業です。同社では、膨大な教育工数や、教育内容のバラつきを課題として抱いていました。さらに、外国籍スタッフも雇用しているため、安全教育を行ってもなかなか伝わらないことが多々……。最適な教育方法を模索する中で、tebikiの導入へと至りました。
導入後に強く感じていただけた効果としては、教育の工数の大幅な削減です。1回あたり2時間かかっていた教育時間が30分程度まで削減。さらに、自動翻訳機能により、スタッフそれぞれが母国語で学習できるため、教育内容の定着度が上がり現場への入りがスムーズになったことが、効果として強く感じていていただいています。
安全教育の徹底という観点では、動画マニュアルで「直近起こった事故事例の共有」を行っているそう。動画の場合、現場のリアルな臨場感をつくれて、「何が原因」で「どこに注意が必要」かが伝わりやすい、ということを実感いただいています。従業員からの意見も活発に出ており、会社全体で安全教育に取り組めているのがわかります。
ASKUL LOGIST株式会社の導入事例をより詳しく読みたい方は、以下のインタビュー記事も併せてご覧ください。
インタビュー記事:従業員数3,500名超・全国14拠点で動画マニュアルtebikiを活用!
トーヨーケム株式会社
トーヨーケム株式会社は、各種コーティング製品などを幅広く手掛けている企業です。OJTによる教育ムラによる不安全行動などを問題視しており、まずは動画マニュアルの内製化に取り組みましたが、作成が進まず頓挫……。そこで、とにかく「かんたん」であることにフォーカスしているtebikiの導入に至りました。
同社では、人材教育以外に「安全教育」にもtebikiを活用いただいています。具体的には、作業中の事故を再現して安全意識を高める動画の作成など。今では「マニュアルはtebiki」という文化が醸成され、マニュアルの一元化にも繋がっているそうです。
以下のインタビュー記事では、導入方法や社内展開で苦労した点などのお話も伺っています。トーヨーケム株式会社の導入事例をより詳しく読みたい方は、以下のインタビュー記事も併せてご覧ください。
インタビュー記事:新人からベテランまで700名超の組織で挑む教育のグローバルスタンダード
まとめ
KY活動は、職場の危険を未然に防止するために重要な活動です。4ラウンド法や1人KYで、危険やリスクを抽出し、対策を講じることで安全管理の向上が期待できます。本記事でご紹介した、KY活動の例文や書き方を参考にして、現場の安全を守りましょう。
効率的かつ効果的に安全教育を行いたい方は、動画マニュアルの活用もおすすめです。動画マニュアルtebikiでは、誰でも簡単に動画の編集から教育管理が行えます。現場教育に課題を感じている方は、サービスの特徴や導入事例をご確認のうえ、ぜひご検討ください。
現場改善ラボでは、KY活動の進め方を動画でも解説しています。以下から無料で視聴可能ですので、労働災害やトラブルを防止するためにぜひご覧ください。