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ステンレス鋼の加工業務に動画マニュアルを導入し、
現場教育のバラつきを削減

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MSSステンレスセンター株式会社

  • 業種 :製造
  • 従業員数 :51-100名

お話を伺った方
MSSステンレスセンター株式会社
製造部 部長 福田様

  • 課題

    • 作業手順書の改訂に手間がかかるため、なかなか改訂されないままだった
    • 教える人によって内容に差異があり、教わる側にとってストレスになっていた
    • 作業手順書の定期的な確認が行われていなかった
  • 効果

    • 動画編集経験のない社員でも、問題なく動画マニュアルを作成・編集できるようになった
    • 動画マニュアルによって、教育のバラつきがなくなった
    • タブレット等で動画を視聴できるため、マニュアルを繰り返し確認することが習慣化した

人によって教える内容に差異があり、若手にとってはストレスになっていました

貴社の事業内容と、tebikiの対象業務について教えてください。

福田様: 弊社はコイルセンターと呼ばれていて、鉄鋼メーカーで製造される熱間圧延ステンレス鋼板・鋼帯や冷間圧延ステンレス鋼板・鋼帯を切断したりスリット加工して様々な業界に販売している会社です。当社で加工した製品は、自動車産業のほか、電化製品やシャッターなどの住宅設備などに使用されています。

tebikiを利用して、製造ラインにおける作業手順、例えば設備の起動手順やステンレスコイルのセット手順に関する動画マニュアルを作成して現場で活用しています。若手向けの基本的な内容が中心です。スマートフォンで撮影した動画をもとに動画マニュアルを作成していて、タブレットや各製造ラインに1台設置してあるPCからもアクセスできるようになっています。

仕事しているシーン

tebiki導入前の課題について教えてください

福田様: 導入前に課題として感じていたことは、現場で作業手順書がなかなか改訂されなかったことです。文章のマニュアル作成や改訂に手間がかかってしまっていて、忙しいとその業務に手が回らなくなってしまうことが多かったので、マニュアル作成や改訂の工数を削減したいと考えていました。

また、現場で若手向けに教育をするときに、教育を担当する人によって違う教え方をしてしまっていたことも課題でした。教える人によって内容が異なると、どの人が教える内容を聞いて作業すればいいかがわからず、若手にとっては悩みというかストレスになってしまっている部分がありました。Excelで作成して紙に印刷したマニュアルを使用していたので、同じ画像を見ても人によって捉え方が少し異なっていたりすることも原因になっていたので、教材として誰が見ても同じ理解ができるものが必要だと考えていました。

ISOの外部審査員に勧められて、動画マニュアルの導入検討を開始しました

tebikiの導入経緯について教えてください

福田様: 少し前の話になるのですが、ISOの外部監査員の方から「新人への教育に動画を取り入れている企業の事例があるので、御社も試してみてはいかがですか?」という話を聞いたり、当社の親会社からも、現場の課題解決に動画マニュアルが役立つのではないかとアドバイスいただいたことが、動画マニュアルの導入を検討したきっかけでした。

導入の検討時には、tebiki以外に2社のサービスを比較検討しました。サービスを比較する中で、弊社にとって何が一番重要なポイントだったかというと、誰でも動画マニュアルが簡単に作成できるかということでした。

私は動画編集の経験がなかったものですから、動画についてはなんとなく苦手というか、現場の社員が自ら撮影したり編集したりということは難しいのではないかと考えていたくらいでしたが、tebikiでは私でも最初からそれなりに使える動画マニュアルが作成できました。上司や管理者側で作成したものを現場に押し付けても定着しないと思いますし、tebikiなら現場の社員でも問題なく動画を作成できるだろうと感じました。

また、導入前にTebiki社が主催しているユーザー会に招待していただいて参加する機会がありました。ユーザー会は主にサービスを導入している企業の方が参加して、サービスの活用事例のプレゼンテーションなどが行われるイベントです。 導入検討の中では、管理者中心の運用ではなく、いかに現場の若手や中堅を巻き込んで定着させることができるかという点について考えていたのですが、このユーザー会を通じて、現場の若手を巻き込んでいくボトムアップ型の運用のアイディアや属人化させない運用のポイントについて情報収集することができました。導入後の具体的な運用のイメージを持てたことで、安心して導入することができました。

tebikiを導入した効果について教えてください

福田様: 現場の一部の若手社員が趣味で動画編集をやったことがある程度だったのですが、現在では動画編集経験のない社員も難なく動画マニュアルを作成しています。 以前は、作業手順書は入社時やその業務を初めて担当するときには確認するのですが、やがて確認しないようになってしまっていましたが、tebikiだったら手元にあるタブレットですぐに動画で見ることができるので、繰り返し確認することが習慣づいてきていると思います。

上司からは、現場で作成した動画マニュアルのチェックもそうですが、「このように変えてみたらもっとわかりやすくなるかも」といったアドバイスをすることで、マニュアルの改善も進んでいます。

また、現場では自身が所属している課の業務に関する動画マニュアルを見ることがほとんどなのですが、他の課ではどのような動画マニュアルを作成しているかは気になるようで、課をまたいで動画撮影や編集のアイディアについてのコミュニケーションも生まれています。

動画撮影しているイメージ

簡易な編集機能や自動翻訳機能はもちろん、カスタマーサクセスによるサポートにも助けられています

tebikiのオススメポイントを教えてください

福田様: tebikiの自動翻訳機能は便利な機能です。弊社ではブラジル人やペルー人のほか、タイ人やインド人の方も現場で一緒に働いています。自動翻訳なので精度が100%とはいかないですが、一部の専門用語を除いて、マニュアルの内容はほとんど理解できるようになったと聞いています。

あとは、動画や画像を後からでも挿入できるところです。製造ラインの一部が変更になった時に、関連する動画マニュアルを一から作り直すことなく、必要な部分に変更点を挿入して編集ができるので便利です。

また、カスタマーサクセス担当とは定期的にオンラインでミーティングを実施していて、そのサポートにも助けられています。
例えば、tebikiには動画の字幕を自動的に読み上げてくれる機能があるのですが、一部の字幕だけを読み上げてほしいという弊社のニーズに対して、適切な設定方法を教えていただいて希望通りの運用ができたということもありとても満足していますし、今後も引き続きサポートしていただきたいと思っています。

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