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導入3ヶ月で動画200本作成。
製造現場の作業標準化と多能工化を推進しています。

イセ食品株式会社

  • 業種 :製造
  • 従業員数 :501~1000名

お話を伺った方:東日本製造部 小杉様、池島様

  • 課題

    • 外国人に伝わらない日本語での座学研修
    • 新工場立ち上げや異動に伴う教育の負担
    • 安全教育とルールの形骸化
  • 効果

    • 動画で外国人の理解度がアップ
    • トレーナー・トレーニーの教育時間を削減
    • 工場内・工場間での作業標準化と多能工化を推進

鶏卵の製造現場でtebikiを活用。会社全体で「品質向上」に取り組んでいます。

貴社の事業内容と、tebikiの対象業務を教えてください。

池島さん: イセ食品は東京都千代田区に本社を置き、国内外でも事業を展開する鶏卵の販売・製造を行う企業です。国内には全国各地に拠点があり、鶏の飼育も行いますし、産卵から包装までを一貫して手掛けることで、品質の高い商品を提供しています。最近では、食品の安全と品質向上を目指し、FSSC 22000 や JFS-B 取得といった HACCP管理に力を入れて取り組んでいます。会社全体で「品質向上」が最近の合言葉になっていますね。
tebikiの対象業務は、製造現場の新人教育と多能工化の推進です。少しずつ事務作業の社員教育にも活用しています。

教育の負担を減らし、すぐに活躍できる。それは個人にも良いし、会社にも良いことだと考えてます。

どのような課題があったのでしょうか?

池島さん: 私が務める工場では外国籍の方が多くて、大事なことがなかなか通じてないと日々感じていました。新人研修は座学があって、スライドと口頭で説明をしてます。座学の後で現場に入ってもらうのが通常の流れです。座学が日本語なので、外国の新人さんは「え?」ってなってる感じがありました。「専門的なこと説明されてもわからないよー」っていうことがちらほら…。難しい言葉も多く、理解してもらえない。そもそも座学の説明に時間がかかるので、教育者の時間もすごくとられていました。
実際に、現場で一緒に仕事をしてみると、座学の内容を理解していない…。「あれ?」って感じです。現場に入って実際にやるところを見せると、ようやくわかってもらえる。設備があって、モノがあって、一緒にやると伝わるんです。やはり、文字や口頭の説明だけだと厳しい部分がありました。

小杉さん: 社員は他工場のヘルプや新しい工場の立ち上げ、異動があります。一つの現場をマスターしても、他の工場にいくと、一からスタートになるのも課題でした。若い人が1、2年間務めて、その工場の業務をマスターしても、違う工場に行ったらゼロスタートだと、負担が増えてやめてしまう。少なからず、そういった課題もありました。基本的なルールは標準化していくべきだよねと。業務の統一化を、池島がいる八千代中心で進めています。統一できる部分は同じ基準で揃えていくことで、社員が他の工場に行くときの負担を減らせます。教育の負担を減らすことで、次の拠点でもすぐに活躍できるようにする。それは個人にも良いし、会社にも良いことだと考えてます。
労災も少なからず発生しています。歴史ある工場は、20年戦士の従業員もいます。ベテランから若手まで、安全に関わることを意識的に注意しないと、工場内で転んで怪我しちゃうとか、残念ながら発生します。工場内で走るのは当然ダメです。ルールを周知徹底するために、安全教育にも力を入れる必要がありました。

動画で1段階理解が進んだ上で現場に入れるので、早く作業が進められます。

tebikiの導入方法と、その効果を教えてください。

小杉さん: 八千代工場では、新人教育でtebikiをフル活用しています。まずtebiki導入3ヶ月で、現場作業の動画を200本近く作成しました。4ヶ月目で動画教育の運用を開始しています。紙ベースで行っていた新人教育の一部を動画に置き換えました。月2回の入職研修、一回3、4人が参加し研修ルームで座学を行っています。3日間の研修で、午前は座学、午後は現場研修というコースです。もともと座学を半日かけてましたが、tebikiで動画を取り入れると、1時間半で済むようになりました。動画を1時間半流しっぱなしは長いので、45分を2回にわけるという工夫もしています。
もともと新人さんの頭の中で、午前の座学と午後の現場研修の内容が一致していないことがあったんですが、tebikiを導入して理解が一致しているのを感じます。座学で動画を見ると、現場にも入りやすいんです。1段階理解が進んだ上で現場に入れるので、早く作業が進められます。教育のレベルも1段階アップしましたね。

池島さん: 紙ベースだと、座学は3日間かけないといけなかったんですが、今は2日間で終わります。それは大きいですね。紙ベースで説明するよりも、動画を使ってピンポイントで教えると、効率よく教育が進む。現場に出ても、作業がわかりやすいっていう声が実際に出てきてます。今までは、何がわからないのかわからなかった。今は、動画を見るとわからないことがわかるようになって、質問がしやすくなったみたいです。座学のトレーナーからも、「毎回動画を使ってるよ」と聞いてます。頑張って導入したかいがありました。

小杉さん:トレーナーさんも座学で説明する時間が浮いて、他の業務に時間をさけるようになったよね。

池島さん:人が教えると、人によって教え方が違ったりするけど、動画だと説明が統一されます。2名のトレーナーがいるだけでも、若干違う説明がされたりする。「工場間」の標準化も考えてましたが、まずは「工場内」でその課題が解決されてますね。
これからやりたいことは、新人もベテランも関係なく、新たなポジションに入った人に、言葉だけじゃなくて動画を見せて「本来のルールはこれだよ。作業方法はこうだよ。」って教育していきたいと思ってます。各ポジションのリーダーさんにも外国人の方が多く、フィリピン、スリランカ、インドネシアなど多国籍なんです。フィリピンのリーダーさんにtebikiを見てもらって、「わかりやすいね!」って言ってもらいました。外国人のリーダーさんから、続々と「ぜひこれ使いたい!」って意見を頂いてます。各ポジションごとに、ルールの確認や徹底をtebikiでしていけたらと思ってます。
他の社員からも、とても評判が良いです。いろんな言語で字幕が出るのはありがたいですね。FSSC 22000って覚えなきゃいけないルールとか難しい言葉もあるんですけど、そういうのも動画にして「これは、こうだよ」って説明できちゃえば、いいよねって話をしてます。

小杉さん: tebiki導入を推進したのは僕でしたが、正直、最初は心配でした(笑)私と池島だけでしか導入を進めてなかったし、実際に広がっていくのか、八千代工場で広がっていくのかすごく心配でした。すごく心配だったけど、今回、池島の話を聞いて、僕も安心しました。とてもうれしいです!!

クラウドなので、いちいち動画をダウンロードして、ディスクにして、配布してみたいなことは一切いらない。すごく利便性を感じてます。

最後に、tebikiのオススメポイントを教えてください!

池島さん:色んな言葉が字幕で翻訳できるし、外国人のメンバーに伝わる、理解してもらえるっていうのは大きいです。

小杉さん: インターネットを通じて使えるサービスっていうのが大きいです。いちいち動画をダウンロードして、ディスクにして、配布してー、みたいなことは一切いらない。すごい利便性を感じてます。多拠点で使うという意味でもインターネットで使うというのは、とても利便性を感じますね。クラウドっていいなー!
あと、私たちのリクエストだけではないと思いますが、色んな機能リクエストをすると、月に1回とか数回、新機能がリリースされます。機能開発がホントに速いですね。自分たちがやりたいことを、実現していってもらってるのは、とてもありがたいなあと思いますし、どんどん機能が増えるので、ホントに色んなことに使えそうです。あとは、営業さんがよく話を聞いてくれるってこともグッドポイントです(笑)

池島さん:スマホでも使えるのが良いですね。どこの現場でも見れるのはメリットだと思います。

小杉さん:今は主にパソコンで、tebikiを活用してます。現場にスマホ、タブレットを展開する展望もあるので、それを検討しながら、さらにtebikiの利用を推し進めていきます!