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飲食業の現場で動画を活用。
教育レベルを底上げし、人と食事が持つ魔法の力で
価値ある時間を創り出す。

株式会社タイソンズアンドカンパニー

  • 業種 :飲食
  • 従業員数 :501-1,000名

お話を伺った方:営業本部 谷中田様、CICADA 中西 様、管理本部 人事チーム 樋口 様

  • 課題

    • 自社製品の製造ストーリー伝達が不足
    • 品質管理業務の標準化ができていない
    • 外国人スタッフへのスピーディな教育ができていない
  • 効果

    • 動画で製品ストーリーの理解度アップ
    • 属人化した業務の標準化
    • お客様へ価値ある時間を創出

飲食店の現場でtebikiを活用。自社製品を単なる「モノ」ではなく体験として提供できるのが強みです。

貴社の事業内容と、tebikiの対象業務を教えてください。

谷中田さん: タイソンズアンドカンパニーは食を軸として、その土地に合わせたコンセプトを考え空間をつくる会社です。「CICADA」や「T.Y.HARBOR」など複数の飲食店の営業もしていますが、コンサルティング事業やケータリング事業、自社でのパンやビール、コーヒーの製造や販売もやっています。つまり、飲食事業の会社であると同時に製造も行う「クラフトメーカー」であるというのが特徴の1つです。メーカーとしてモノを作っていますが、モノとして売っているのではなく、「体験」を提供しているというのが大きな特徴です。店舗が違っても、タイソンズとして共通したストーリーで自社製品を提供できるのが、弊社の大きな強みだと思っています。
tebikiは、弊社代表の考えや製品の裏にある製造のストーリーなどを伝えるための動画と、店舗で業務スキルを伝えるための動画の2種類の活用をしています。

紙のマニュアルだと伝えづらい製品のストーリーや業務ノウハウを、どうスタッフに理解してもらうかが課題でした。

どのような課題があったのでしょうか?

谷中田さん: 私たちはこだわりを持って自社製品の製造を行っていますが、製品ができるまでのプロセスやストーリーを、店舗で働くスタッフにきちんと伝えきれていないのでは、と感じていました。スタッフがまずストーリーを理解して自分の言葉で語ることで、お客様へ提供できる価値が高まります。ストーリーを伝達するために、以前は実際にスタッフ数名でビール工場を見学するツアーもやっていたのですが、最近は社員も増えてきましたし、コロナ禍で集まることも難しくなりました。そんな中で、どうやって製品のストーリーをスタッフに理解してもらうか、という課題がありました。
ランチにはコーヒーもセットでついてきます。一般的にはランチタイムに無料でついてくるコーヒー、という位置づけかもしれませんが、うちではそのコーヒーも非常に特別なんです。オリジナルで焙煎しているコーヒーで、焙煎している人の思いや工程を伝えることで「特別な価値」を伝えられると思ってる。その価値を社内展開するための、入り口としてtebikiを活用したいと考えました。

中西さん:製品説明はテキスト形式で定期的に発信されているのですが、果たしてどれくらいのスタッフが理解をしていて、かつそれをお客様に説明できているのかは不安がありました。

谷中田さん: 私たちは製品がお客様の口に運ばれるまでが仕事だと思っているので、品質管理を徹底するためには、器具の調整や洗浄がとても重要です。以前は店舗に「ビール担当者」がおり、その担当者が洗浄の方法などを紙に書いて教育をしていたのですが、担当者が離任してしまうと、後任者が引き継げなくなってしまうという課題がありました。また、紙のマニュアルだと細かい業務のノウハウがわかりづらい上に、紛失のリスクもありましたね。

樋口さん:会社が成長している中で、異動があったり人が増えて伝えることに限界がきたりということもありますし、弊社は外国人のスタッフの受け入れも積極的にやっていますが、どうしても言語の壁があり、スピード感を持った教育ができていた、とは言い難い状況でした。

動画マニュアルの活用で、入社歴や国籍を超えて「メーカーとしての魅力」と「業務手順」の両方を伝達できるようになりました。

tebikiの導入方法と、その効果を教えてください。

樋口さん: まずは一部の選出した店舗から導入を始めており、大きく分けて2種類の使い方をしています。1つは、クラフトメーカーとしてのストーリーを店舗スタッフに伝えるための動画作りをしています。弊社には、ワイン、ビバレッジ、コーヒー・紅茶の各ディレクターと、ビール製造責任者のブルーマスターがいるのですが、彼らが製品へのストーリーを語る動画を撮影して、マネージャークラスのスタッフに見てもらっています。実際に動画を見たスタッフからは「直接スペシャリストの話が聞けるのはありがたい」「来てくれたお客様への提供価値向上につなげられる」という声が出ています。

中西さん:各スペシャリストの思いを言葉にした動画を見ることで、店舗で働くスタッフの製品への熱量が上がっていくのを実感しています。ただ文字でストーリーを読むだけでは伝わらない、動画ならではの効果だと思いますね。

樋口さん: もう1つの使い方として、主に現場教育の部分で導入しています。ビールサーバーの洗浄や器具の調整といった、品質管理に関わる業務の動画マニュアルを作成して、現場の担当者に見てもらっています。最近はコロナの影響で出勤日数が少なくなっている中で、現場からは「動画マニュアルだとわかりやすさが全然違う」「”このやり方が正である”という動画マニュアルがあるのはありがたい」との声が出ています。人の入れ替えが激しい3月4月でも、動画マニュアルであれば効率的に教育ができますね。

中西さん: 実際に動画を見せながらビール洗浄の教育をやった時に、動画の効果を実感しました。慣れたスタッフだと一瞬で終わる作業でも、意外とコツが必要なことも多いですよね。動画マニュアルだと、大事な部分を巻き戻して見せることができるので、使いやすかったです。

谷中田さん: 動画マニュアルを取り入れてみて良かったのは、撮影対象の業務にエネルギーを集中させることで、その業務が弊社にとってどれだけ大事なことかを再認識できたことですね。現状を見つめなおして「この業務って重要だよね」「これからも続けていこう」という目線を、スタッフみんなで揃えられたのはとても良かったです。

樋口さん:いざ動画を撮影しようとしたときに、人によって作業手順に認識ずれがあることが発覚したんです。無駄な作業を発見したり、初めて作業する際の注意点などが出てきたりと、今回導入しなければ出てこなかったようなポイントが出てきたのも良かったです。

谷中田さん:現場で起こりがちな「人によって言っていることが違う」という問題は、動画マニュアルでしっかり軸を決めれば起きないはずですよね。そういった意味で、業務の標準化に動画マニュアルは効果的だと感じています。

樋口さん:動画マニュアルを使うことで、入社歴や国籍も超えて「メーカーとしての魅力」と「業務手順」の両方をスムーズに伝達できるようになりました。

本部からの発信だけではなく、現場のスタッフが自律して手軽に動画を作成できます。

最後に、tebikiのオススメポイントを教えてください!

谷中田さん:tebikiは現場で手軽に動画作成し、業務改善まで全て店舗側で運用できる操作性が魅力ですね。

中西さん:動画作成からアップロードまでが簡単で使いやすいです。もともとパソコンの操作が苦手なスタッフでも簡単に使えますよ。

樋口さん: ベンチャーだからこその、スピーディな製品開発も魅力の1つです。ユーザーの声を拾ってくれて、システムに反映するまでのスピードがとても速いです。例えば「バングラデシュ人のスタッフのためにベンガル語に対応してほしい」という要望にすぐ対応してくださったのはありがたかったです。

谷中田さん:改善要望へのレスポンスは爆速ですよね。

中西さん:きちんと僕らへのヒアリングを重ねていただいて助かっています。現場の立場に立って使えるものを生み出していこうという、積極的な気持ちを持っていただけているのを感じるので、僕らとしても真剣に取り組まないといけないな、という気持ちになります。

谷中田さん:タイソンズは「人」をとても大事にしているんですが、tebikiも「人」で選んだところもあります。tebikiは一緒にやってくれそうだなーって。ただシステムを作って売るだけではなく、当事者意識をもって一緒に進めてくれそうだと感じました。

樋口さん: システム導入において、カスタマーサクセスってとても大事ですよね。どんなに良いシステムだとしても、使いこなせるようにちょっと先を照らしてくれる人がいないとうまくいかないので、tebikiのカスタマーサクセス担当が伴走してくれるのは、とても助かっています。

谷中田さん: 私たちはチェーン店ではないので、かっちりとしたマニュアルを作りたかったわけじゃなく、ガイドラインを作りたかったんです。上長が部下の動画を見て評価するサービスもあるけど、私たちは店舗やスタッフを管理したいわけではない。本部からの発信だけじゃなく、現場のスタッフが自律して、かつ手軽に現場の動画を作成できるtebikiを選びました。
動画だけではすぐに100点満点は取れないと思っていますが、スタッフに興味を持ってもらうきっかけとして動画はとても有効だと感じています。予習をしておくと学校の授業が理解しやすくなるように、まず動画で「予習」をした上で実際に教えてもらうことで、吸収のスピードが格段に上がります。今後は、基本作業教育の部分は動画マニュアルに置き換えて、その分の浮いた時間はOJTやロールプレイングなど、「人」にしかできない教育に使いたいと考えています。プロとしてのスタンスやスキル、ホスピタリティーといった、タイソンズにとって重要なマインドと、製品の価値を伝えるスキルやテクニックも伝えていきたいですね。そうすることで、お客様にとって価値ある時間を創り出していけたらと思っています。