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工場での新人教育を効果的に行うためには、教育内容を可視化し、計画的に進めることが重要です。そのためのツールとしてチェックシートの活用は効果的ですが、「どうやってチェックシートを作ったら良いのだろう」と悩まれている方も少なくないでしょう。
この記事では新人教育に役立つチェックシートを紹介します。作り方や有効活用するためのポイントも解説するので、工場での新人教育を担当されている方はぜひ最後までご覧ください。
また、チェックシートの作成に限らず、「なかなか若手が育たない…」と新人教育全般に頭を抱えている方もいらっしゃるかと思います。
しかし、このようなお悩みの原因は「効果的な育成アプローチを知らない」ことがほとんど。
現場改善ラボでは、若手を効果的に育成する方法を専門家が解説している動画をご用意しています。若手(新人)教育を効率化したい方はぜひ、以下をクリックして視聴してみてください。
>>若手が育たない原因は『現場』にあり。製造現場に求められる新人/若手教育の掟
目次
【無料ダウンロード】工場の新人教育で使えるチェックシートのテンプレ
工場の新人教育で使えるチェックシートをテンプレートとしてご用意しています。
以下のフォームに必要事項を入力すれば、無料でダウンロードいただけます。ぜひチェックシート作成にお役立てください。
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工場の新人教育にチェックシートを活用するメリット
工場の新人教育にチェックシートを活用するメリットは、以下の通りです。
- 新人の成長スピードが早くなる
- 漏れのない教育を実施できる
- 重複した教育をなくせる
新人の成長スピードが早くなる
工場での新人教育にチェックシートを活用すると、新人の成長スピードを大幅に向上させることが可能です。まず、新人にとっては、チェックシートを利用することで、自分がどの作業や手順でミスをしているかをすぐに把握できます。
自分の課題が明確に見えることで、改善すべき点に迅速に気付き、計画的にスキルアップを図ることが可能です。特に、工場の現場では日々の業務が多岐にわたるため、チェックシートを用いて自分の進捗を客観的に確認することで、自信とモチベーションを高められます。
また、教育者にとっても、チェックシートの導入は有効です。
新人1人ひとりの進捗状況を詳細に把握することで、個々の能力や理解度に応じた教育を行えます。そのため、特定の工程でつまずいている新人がいる場合、その部分に重点を置いた指導を実施し、必要なスキルを効率よく習得させられます。
漏れのない教育を実施できる
チェックシートを活用することは、教育の漏れを防ぐために有効です。チェックシートの✖がついている欄を参照すれば、「誰が何をできないのか」すぐに見つけることができ、「教育のし忘れ」をなくせるのです。
また、チェックシートで記録した内容はスキルマップに転記しておくと、さらに一覧で確認しやすくなります。チェックシートはあくまで「新人 対 評価者」の1対1の評価シートですが、スキルマップなら社内全体のスタッフのスキル評価を一覧で確認できます。
上のスキルマップは、現場教育システム「tebiki」で作成したものです。後述「チェックシート機能(スキルマップ)付き教育ツールtebikiで新人教育を効率化!」では、「tebiki」の機能についてさらに詳しく解説しています。
『Excelベースのスキルマップを作りたい』という方は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:【Excelテンプレ付】スキルマップの作り方!評価基準は?運用のコツも解説
重複した教育をなくせる
チェックシートを活用すれば「誰が何をできるのか」可視化できるので、すでに十分なスキルを持っている新人に対して、同じ教育内容を繰り返す心配がありません。
闇雲に教育している状態だと、教えている最中に新人から「これ、すでにできる内容なのですが…」と言われて初めて気づく、といったケースもあるでしょう。チェックシートを使えば、あらかじめどこまで教えたかを確認できるので、そのようなことにはなりません。
このように、工場のような製造現場の新人教育でチェックシートを活用することで、教育の効率化を実現することが可能です。一方で、チェックシートをしっかりと作りこまないと、項目や評価基準、書き方の質問が発生し、運用工数がかえって発生する恐れもあります。
次章では、上記のような失敗を防ぐチェックシートの作り方を、具体例を交えてご紹介しましょう。『教育の質も改善したい』という方は、以下の記事も併せてご覧ください。
関連記事:製造業で現場教育が上手くいかない理由とは?原因や解決事例について紹介!
工場など製造現場で使える新人教育のチェックシートの作り方
新人教育のチェックシートを作成する際は、以下の手順に沿って進めましょう。
- STEP1.新人が習得すべきスキルを洗い出す
- STEP2.スキルを細分化して段階にわける
- STEP3.スキルごとに評価基準を作る
ここではわかりやすいように、居酒屋の新人スタッフが1人でお店を回せるようになるまでの過程を例に説明します。
STEP1.新人が習得すべきスキルを洗い出す
最初に、新人スタッフが一人前としてお店を回せるようになるために、必要なスキルをすべて洗い出します。
この段階では、業務内容を細かく分解し、各業務の習得状況を確認できるチェック項目を作成しましょう。具体的には、以下のようなチェック項目が必要になります。
- お客様から正確に注文を受け、ミスなく伝票に記入するスキル
- お客様のニーズを汲み取り、適切な提案ができるスキル
- ドリンクの種類や提供順を理解し、スムーズに作業できるスキル
- 料理の手順や使う材料などを把握し、ミスなく調理できるスキル
- キッチンから出された料理を正確にお客様のテーブルへ運ぶスキル
- レジの操作方法を理解し、正確に会計を行うスキル
- 開店前の準備や閉店後の片付けなど、店舗の運営に必要な基本的な業務を行えるスキル
- ゴミ出しや備品の補充など、日常的なメンテナンス作業を行うスキル
- 丁寧な言葉遣いや笑顔での応対など、基本的な接客マナー
STEP2.スキルを細分化して段階にわける
次に、洗い出したスキルをより具体的に細分化し、習得すべき段階に分けていきましょう。
これにより、新人スタッフがスキルを段階的に習得できるようになります。たとえば、料理を作るスキルについては、以下のように段階を分けてチェック項目を設定します。
<初期段階>
- サラダや冷奴など、火を使わないで提供できる料理を準備する
- 食材を適切にカットし、調味料を使って味付けをする
- 提供する際の盛り付けや器の選び方を理解する
<中期段階>
- 油を使った調理が安全かつ正確にできる
- 炒め物の食材の切り方や火加減を理解し、食材を焦がさずに調理する
- 衛生管理を意識し、揚げ物後の油の処理やキッチンの清掃を行う
<後期段階>
- 魚や肉の焼き加減を見極め、ふっくらと仕上げる
- 煮物の味の染み込み具合や煮込み時間を適切に調整する
- 季節限定メニューや特別なイベント用の料理を準備する
STEP3.スキルごとに評価基準を作る
最後に、各スキルに対して習得状況を評価するための具体的な基準を作成しましょう。
評価基準を明確にすることで、スキルがどの程度身についているかを客観的に判断できるようになり、教育の効果を確認しやすくなります。たとえば「火を使わないで提供できる料理を準備する」の場合は、次のような評価基準を設定できます。
- 〇(基準達成): 食材が適切なサイズにカットされ、指定の調味料が正確に使用されている
- △(要改善): 食材のカットがやや不均一、または調味料が少し多い・少ないが、全体としては許容範囲内
- ×(再指導): 食材のカットが不適切、調味料が過剰または不足している
この基準により、新人が火を使わずに提供できる料理を適切に準備できるかどうか、具体的に評価することが可能です。チェックシートでスキルを把握した後、評価にもとづいてOJTや研修を実施することで、効率的で質の高い料理を提供できる人材を育てられます。
また、前章でもご紹介したように、新人教育を効率的に進めるためには、チェックシートに加えてスキルマップを併用することが有効です。
各従業員がどの程度のレベルなのか、どのスキルを習得すべきなのかが視覚的に示せるため、教育の進捗管理が簡単になり、教育全体の効率化にもつながります。
このような流れで、使用者が迷わずに運用できるようなチェックシートを作成しましょう。工場の新人教育で使用する場合、主な活用シーンは入場教育やOJTなどの場面です。新人に対しては、構内ルールや安全など特に教えるべき内容があります。
次章では、工場の新人教育チェックシートにこれだけは掲載しておきたい項目についてご紹介します。
工場の新人教育チェックシートに追加しておくべき項目
工場で活用する新人教育チェックシートには、以下のチェック項目を含めましょう。
工場で働くうえでの基礎理解
工場勤務で必要になる知識を網羅することで、新人が工場での基礎的な知識やルールをしっかりと理解し、安全かつ効率的に業務を遂行できるようになります。具体的には、次のようなチェック項目を含めましょう。
- 生産管理の基礎を理解し、生産計画を適切に実行する
- 品質管理の重要性を理解し、品質基準にもとづいた作業を行う
- ISO規格を遵守し、国際基準にもとづいた業務を遂行する
- 標準作業の重要性を理解し、安定した生産を維持する
このように、現場の業務標準化を新人に対しても行うイメージで活用しましょう。
5Sの理解
5S(生理・整頓・清掃・清潔・しつけ)は、工場内の効率や安全性を高め、品質向上を実現するための基本的な活動です。新人が5Sを理解し、実行できるようになることで、職場全体の生産性と安全性の向上が期待できます。
5Sに関しては、次のようなチェック項目を含めましょう。
- 必要なものと不要なものを区別し、不要なものを適切に処分する
- 必要なものをすぐに取り出せるように配置し、定位置に保管する
- 日常的に清掃を行い、異常を早期に発見できる
- 整理・整頓・清掃の状態を維持し、常に職場が清潔であるように管理する
- 5S活動を定期的に評価し、問題点を見つけて自主的に改善する
5Sの重要性は理解しつつも、実際に取り組むと改善活動として浸透させることは難しい実態もあります。現場改善ラボでは、「正しい5S活動」のやり方について動画で解説しています。登壇者は、数々の企業で5S改革を行ってきた、株式会社ヒューマン・ナレッヂの代表取締役である前田 康秀氏。
ほんとうに意味のある5S活動を行うためのヒントをぜひ動画の中からゲットしてみてください。
安全衛生の理解
製造業は他の業種に比べて労働災害が発生しやすいため、安全衛生の理解が不可欠です。新人が安全衛生に関する基礎知識を持ち、正しい手順で行動することで、安全で効率的な作業環境を維持できます。
安全衛生に関しては、以下のチェック項目を含めましょう。
- 安全の基本を理解し、安全装置や防護具を正しく使用する
- 作業手順書を理解し、指示通りに作業を進める
- 危険予知(KY)活動を実施し、リスクを未然に防ぐ
- 職場の危険箇所や作業に伴うリスクを洗い出し、適切な安全対策を講じる
現場改善ラボでは、元労働基準監督署署長の村木宏吉氏をお呼びして、安全管理の徹底方法について動画で解説していただいています。大切なスタッフを守るために、ぜひ本動画をお役立てください。
コミュニケーションの取り方
工場内での円滑なコミュニケーションは、作業効率の向上やトラブルの未然防止に不可欠な要素です。
また、新人がコミュニケーション能力を習得することで、早期の職場適応やチームワークの強化にもつながります。コミュニケーションに関しては、次の項目を含めるのがおすすめです。
- 目を見て話す、相手の意見を傾聴するなど、基本的な対面コミュニケーションを実践する
- メールやメモの書き方を理解し、相手が理解しやすいように整理して伝える
- 文面でのコミュニケーションにおいても、敬意を払った表現を使う
- 上司や先輩に対する敬語の使い方を理解し、正しく使用する
- 質問のタイミングを見極め、的確に質問をする
これらのチェック項目を新人教育チェックシートに含めることで、新人が業務に必要なスキルを体系的に習得できます。また、チェックシートの作成や運用方法に一工夫加えることで、より新人の即戦力化を助けるような存在になるでしょう。
次章では、作成や運用の一工夫となるヒントやポイントについて詳しく解説します。
チェックシートをさらに有効活用するためのヒントやポイント
チェックシートをさらに有効活用するには、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 誰が評価しても同じ評価になる厳密な基準を設ける
- テスト問題を受けさせて定量的に評価する
- 電子媒体のチェックシートを活用する
誰が評価しても同じ評価になる厳密な基準を設ける
厳密な基準を設けると、誰がチェックしても一貫した評価を行うことが可能です。
たとえば、作業手順のチェック項目において「手順通りに作業が行われたか」という項目がある場合、「手順通り」とは何を指すのかを具体的に定義する必要があります。手順のどの部分が重要で、どこが許容範囲であるかを明確にすることで、評価者ごとのばらつきを減らせます。
スキルの評価に一定の基準を持たせる場合はスキルマップが必要です。
テスト問題を受けさせて定量的に評価する
チェックシートの評価が一貫しない原因の1つとして、評価者が独自の判断基準で「よし、これは〇だな」と定性的に評価してしまうことが挙げられます。これでは、どうしても評価者によって評価軸が異なり、結果的に評価にばらつきが生じてしまいます。
この問題を解決するためには、定量的な基準を取り入れることが有効です。具体的には、従業員にテスト問題を受けさせ、その結果をもとに評価を行う方法があります。テスト問題には、業務に必要な知識に関する質問や課題を含め、それぞれの正答率や解答時間などを基準として評価します。
これにより、評価者の主観に左右されることなく、客観的な数値にもとづいて公平に評価することが可能です。
電子媒体のチェックシートを活用する
紙で管理されているチェックシートは、変更や更新があるたびに、新しいシートを印刷して全従業員に配布する必要があります。各拠点や部門で異なるバージョンのチェックシートが使用される可能性もあり、基準の統一が難しくなるケースも少なくありません。
また、紙のチェックシートでは記入や集計を手作業で行うため、時間と労力がかかります。一方、電子チェックシートを活用することで、評価基準の変更があった場合でも即座に全拠点や全部門で一括更新が可能です。
このような、デジタル上でチェックシート(スキルマップ)の作成/運用が行え、テストの作成と評価もすべて行えるツールが現場教育システム「tebiki」です。次章では、tebikiの機能概要や実際の活用事例と効果を詳しくご紹介します。
チェックシート機能付き教育ツールtebikiで新人教育を効率化!
新人教育を効率化したい方は、チェックシート機能(スキルマップ)が搭載された教育ツール「tebiki」を活用するのがおすすめです。
tebikiは、動画マニュアルを簡単に作成できるツールです。シンプルで直感的に操作できるデザインのため、動画編集未経験者やパソコン操作に慣れていない方でもすぐに使いこなせます。
▼動画マニュアル作成ツール「tebiki」紹介動画▼
以下の機能やメリットがあるため、新人教育を効率的かつ効果的に進められます。
- スマホやタブレットでチェックを入れることができる
- チェックシート機能とマニュアル作成が1つのツールで完結
- 全拠点/全部門の評価基準が統一できる
- テスト機能で定量的な評価が可能
- 100ヶ国以上の言語に自動翻訳
- 半永久的に続く手厚いサポート
スマホやタブレットでチェックを入れることができる
紙のチェックシートを使っている事業者では、現場に紙を持ち込み、記入後にオフィスに戻ってからExcelなどに転記するのが一般的です。しかし、この方法では紙やペンを持ち運ぶ必要があり、管理が煩雑になることがあります。一方、tebikiはモバイル端末に最適化されたデザインになっているため、スマホやタブレットだけでチェックシートの記入が完結します。
さらに、手書きした内容をExcelなどに転記するのには手間がかかり、作業忘れや入力ミスなどが発生することも少なくありません。tebikiを活用すると、チェックシートへの入力がそのまま電子データとして保存されるため、転記の手間が一切不要です。
チェックシート機能とマニュアル作成が1つのツールで完結
動画マニュアル「tebiki」には、チェックシートをもとに従業員のスキルを管理する「スキルマップ機能」が搭載されています。そのため、チェックシートで評価したスキルに対して、適切なマニュアルが紐づけられます。これにより、教育に関する現場での混乱を避け、従業員に必要なスキルを正確に指導することが可能です。
全拠点/全部門の評価基準が統一できる
現場ごとに評価基準が異なると、同じスキルや業務に対しても異なる評価が行われてしまい、組織全体での一貫性が損なわれます。しかし、tebikiを活用すると組織全体でチェックシートやマニュアルを共有できるため、どの拠点や部門でも同じ基準で評価を行え、評価者によるばらつきを最小限に抑えられます。
さらに、以下のように明確な評価基準を設定できるため、誰が評価しても同じ基準でチェックシートを記入することが可能です。
- ◯:1人でできる
- △:補助ありでできる
- ×:作業できない
製造業であれば、各ラインのオペレーターのスキル評価が全国どこでも同じ基準で行われるため、品質管理の一貫性を保てます。
テスト機能で定量的な評価が可能
各工場のニーズに合わせたオリジナルテストを作成できるため、従業員の知識やスキルを客観的に評価することが可能です。研修中や本配属前にテストを実施することで、どの拠点でも統一された評価が得られ、新人の習熟度を正確に比較・管理できます。
さらに、テストの採点は自動で行われるため、評価者の主観が入り込む余地がありません。このため、評価基準のばらつきを解消しながら、教育担当者の負担も軽減できます。
100ヶ国以上の言語に自動翻訳
tebikiには100ヶ国語以上に対応した自動翻訳機能が搭載されているため、外国人労働者用のチェックシートやマニュアルも簡単に作成できます。また、自動翻訳された字幕は編集できるので、専門用語や細かい作業手順も正確に伝えられます。
さらに、英語や中国語など計15言語に対応した字幕読み上げ機能を活用することで、従業員は母国語で業務の説明を聞き、効率よく業務を覚えることが可能です。
半永久的に続く手厚いサポート
チェックシートや動画マニュアルは、ただ導入するだけでは十分な効果を発揮しません。そのため、導入から運用までを支援するための手厚いサポートを提供しています。
まず、お客様と一緒に目標を設定し、プロジェクトチームの編成や推進計画の作成をサポート。導入後も、定期的なサポートミーティングやカスタマーサポートを通じて、運用中に発生する問題を迅速に解決する体制を整えています。これにより、導入しただけで終わらず、継続的に教育体制を改善することが可能です。
tebikiのサポート体制や導入効果を詳しく知りたい方は、こちらの資料をご覧ください。
tebikiを活用して新人教育を効率化した製造業者の事例
tebikiの導入によって新人教育を効率化した事例を3つ紹介します。
より多くの企業の導入事例を読みたい方は、以下の7つの現場の事例がまとまった導入事例集をご覧ください。自社と関連性のある事例を分析することで、課題解決に向けて具体的なヒントを得られるはずです。
OJTにかかる工数を3割削減:株式会社神戸製鋼所
株式会社神戸製鋼所は、素材系事業、機械系事業、電力事業を展開する大手製造業です。
同工場では、紙の作業手順書とOJTによる人材教育に課題を抱えていました。紙のマニュアルでは作業内容の詳細を十分に伝えられず、OJTでは教育者によって教え方にばらつきがあり、結果として作業の出来栄えにもばらつきが生じていました。
これらの課題を解決するため、同社はtebikiを導入し、紙と動画を融合させた作業標準書・手順書の作成に着手しました。
tebiki導入後の成果としてはまず、OJTの時間が約3割削減されました。OJTを行う前に、OJTで教えなくても理解できそうな内容を予習させておくことで、OJT本番で教える内容を減らすことに成功。作業手順を忘れたときも自ら動画マニュアルを視聴して確認できるので、教育者に聞き直すことがなくなりました。
また、作業手順書の作成工数も大幅に軽減。もともと1つの作業手順書を作成するのに0.5~1ヶ月程度かかっていたのが、tebikiを導入してからは1〜2日程度で作成できるようになったそうです。
より詳しい内容を知りたい方は、以下からインタビュー記事をご覧ください。
インタビュー記事:動画を活用した現場の人材教育効率化と作業標準化
2時間かかっていた教育時間を30分に削減:タマムラデリカ株式会社
▼動画マニュアルtebiki活用事例動画:タマムラデリカ株式会社▼
大手コンビニエンスストアの専用工場であるタマムラデリカ株式会社では、紙のマニュアルでは細かいニュアンスが伝わらず、従業員間での指導内容に差が生じていました。教育方法を模索する中でtebikiを知り、導入へと至りました。
その結果、1回あたり2時間かかっていた教育時間を30分に削減成功! さらに、外国人労働者向けの多言語マニュアル作成の手間が省け、動画マニュアルの作成時間も75%の大幅削減を実現しました。
より詳しい内容を知りたい方は、以下からインタビュー記事をご覧ください。
インタビュー記事:動画マニュアル作成時間が75%削減!教育体制を強化し、お客様に喜ばれる商品を提供したい
短期バイトの方々への教育工数をほぼ0に:ロイヤル株式会社
▼動画マニュアルtebiki活用事例動画:ロイヤル株式会社▼
ロイヤルグループのバックヤードキッチンであるロイヤル株式会社では、繁忙期に1日50名以上の新人を受け入れるため、教育に大きな負担がかかるという問題を抱えていました。そこで、効率的に教育を進めるためにtebikiを導入し、新人受け入れ教育を動画マニュアル化することに。
新人ゆえに衛生管理の知識がない方へも動画マニュアルで、わかりやすい教育を実現。OJTの大半を動画マニュアルに置き換え、教育担当者の負担をほぼ0に軽減することに成功しました。さらに、動画での教育により、教育のムラがなくなり、作業品質も向上しました。
より詳しい内容を知りたい方は、以下からインタビュー記事をご覧ください。
インタビュー記事:短期バイトの方々への入場教育を動画マニュアルに置き換え、教育工数をほぼ0に削減!
まとめ
この記事では、工場の新人教育に使えるチェックシートの作り方や活用方法について解説しました。チェックシートを利用することで、教育の漏れや重複を防ぎ、新人の成長スピードを早めることが可能です。
また、電子媒体のチェックシートを活用すると、更新や修正が簡単に行えるため、効率的な教育が実現できます。新人教育を効率化したい方は、今回紹介したテンプレートや活用方法を参考にして、チェックシートを導入してみてください。
新人教育を効果的に進めたい方は、動画マニュアル「tebiki」を活用するのがおすすめです。紙のチェックシートだとExcelなどに転記する必要がありますが、tebikiを使うとスマホやタブレットでチェックできるため、記録の手間を省けます。
さらに、オリジナルのテストを作れる機能が搭載されているため、従業員の習熟度を把握し、一人ひとりに合った教育を行うことが可能です。動画マニュアル「tebiki」の資料は、以下の画像から無料でダウンロード可能ですので、ぜひ詳細をチェックしてみてください。